「サービス管理責任者」とは – 障害福祉事業の職種・資格 解説

目次

概要

障害福祉サービス事業所で、利用者の個別支援計画の作成や、他職員への指導など、サービス提供全般の管理を行います。事業の種類によっては配置が必須となっています。

資格取得ルート

無資格の場合

所定の資格を有していない場合、サービス管理責任者の実務要件を満たすには直接支援業務における8年以上(勤務日数:1,440日以上)の実務経験が必要です。
なお、基礎研修は2年満たない段階(6年以上)から受講できます。

基礎研修とは?

以下の二つの研修をあわせて、基礎研修と言われています。

  • 相談支援従事者初任者研修(2日課程) …11時間
  • サービス管理責任者等基礎研修(分野統一)…15時間

有資格の場合

下記いずれかの資格を有している場合、サービス管理責任者の実務要件を満たすには5年以上(勤務日数:900日以上)の実務経験が必要です。

  1. 社会福祉主事任用資格者
  2. 訪問介護員2級以上(現:介護職員初任者研修)に相当する研修を修了した者
  3. 保育士
  4. 児童指導員任用資格者
  5. 精神障害者社会復帰指導員任用資格者

なお、有資格者は相談支援業務と直接支援業務の実務経験年数を合算でき、基礎研修は2年満たない段階(3年以上)から受講できます。

国家資格等を有する場合

下記いずれかの国家資格等を有している場合、サービス管理責任者の実務要件を満たすには3年以上(勤務日数:540日以上)の実務経験が必要です。

医師歯科医師・薬剤師・保健師助産師看護師准看護師理学療法士作業療法士社会福祉士介護福祉士・視能訓練士・義肢装具士・歯科衛生士言語聴覚士・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師・栄養士管理栄養士を含む)・精神保健福祉士

また、実務経験は「国家資格等に基づく業務に3年以上従事している国家資格者による相談・直接支援業務」とします。

この場合、「国家資格等に基づく業務の期間」と「相談・直接支援業務の期間」は同時期でも構いません。

なお、基礎研修は2年満たない段階(1年以上)から受講できます。

関連サービス

事業種関連項目
生活介護サービス管理責任者配置等加算(共生型の場合)
重度障害者支援加算
自立訓練(機能訓練)サービス管理責任者配置等加算(共生型の場合)
ピアサポート実施加算
自立訓練(生活訓練)サービス管理責任者配置等加算(共生型の場合)
ピアサポート実施加算
個別計画訓練支援加算
就労移行支援地域連携会議実施加算
就労定着支援地域連携会議実施加算
自立生活援助自立生活援助サービス費
施設入所支援経口移行加算
重度障害者支援加算
栄養マネジメント加算
自立生活援助ピアサポート体制加算
共同生活援助ピアサポート実施加算
退居後ピアサポート実施加算
重度障害者支援加算
居宅訪問型児童発達支援訪問支援員特別加算(一定の業務従事歴が必要)
多職種連携支援加算
保育所等訪問支援訪問支援員特別加算(一定の業務従事歴が必要)
多職種連携支援加算
ケアニーズ対応加算(一定の業務従事歴が必要)

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