「社会福祉士」とは – 障害福祉事業の職種・資格 解説

目次

概要

社会福祉に関する専門的な知識と技術をもって、身体上、または精神上の障害があったり、もしくは環境上の理由により、日常生活を営むのに支障があったりする人の福祉に関する相談に応じ、助言、指導を行う。また、医療関係者をはじめとした福祉サービス関係者などと連携し、これらとの連絡・調整、援助を行うソーシャルワーカー
参考:https://www.mhlw.go.jp/shogaifukushi/dictionary/#sec02

社会福祉士は、昭和62年5月の第108回国会において制定された 「社会福祉士及び介護福祉士法」で位置づけられた、社会福祉業務に携わる人の国家資格です。

「社会福祉士及び介護福祉士法」には、社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことを業とする者」とされています。

出典:日本社会福祉士会(jacsw.or.jp)

資格取得のルート

①大学・専門学校からのルート

 一般的には福祉系大学(4年課程)に進学し、卒業するまでに指定科目を履修して試験に臨みます。また、福祉系短大(2~3年課程)に進学し、同じく指定科目を履修し、卒業後に1~2年実務を経験する、あるいは一般の大学や短大を卒業後、1~2年実務を経験したのち、養成施設を経て試験に合格し、資格を取得します。通学が困難な場合、通信教育課程もあります。

 指定科目は、表1のとおりです。なお、すでに福祉系大学や短大、専門学校を卒業している場合、過去に履修した科目のなかには指定科目や基礎科目に読み替えられるものもあるため、これらの認定についてはゼミの指導教員や大学の事務室に照会するとよいでしょう。

1 医学概論13 刑事司法と福祉
2 心理学と心理的支援14 ソーシャルワークの基盤と専門職
3 社会学と社会システム15 ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)
4 社会福祉の原理と政策16 ソーシャルワークの理論と方法
5 社会保障17 ソーシャルワークの理論と方法(専門)
6 地域福祉の理論と方法18 社会福祉調査の基礎
7 権利擁護を支える法制度19 福祉サービスの組織と経営
8 地域福祉と包括的支援体制20 ソーシャルワーク演習
9 高齢者福祉21 ソーシャルワーク演習(専門)
10 児童・家庭福祉22 ソーシャルワーク実習指導
11 貧困に対する支援23 ソーシャルワーク実習
12 保健医療と福祉

②福祉の現場からのルート

 このほか、4年の実務を経験したあと養成施設で学び、試験に合格して資格を取得することも可能です。この場合の指定施設および実務経験の範囲についてはそれぞれの関連法規にもとづいて定められているため、社会福祉振興・試験センターのホームページで確認してください。

●「社会福祉士国家試験」|公益社団法人社会福祉振興・試験センター
(https://www.sssc.or.jp/shakai/)

※引用:ワムネット(外部リンク)

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