障害福祉事業の「業務継続計画未策定減算」とは?適用条件と注意点を解説!

「業務継続計画未策定減算」の概要

感染症や災害が発生した場合であっても、必要な障害福祉サービス等を継続的に提供できる体制を構築するため、業務継続に向けた計画の策定の徹底を求める観点から、感染症又は非常災害のいずれか又は両方の業務継続計画が未策定の場合、基本報酬を減算。

対象サービス(全サービス)

報酬告示と留意事項

報酬告示(例:居宅介護)
所定単位数の1/100単位 減算

指定障害福祉サービス基準第33条の2第1項(準用する場合を含む。)に規定する基準を満たしていない場合は、所定単位数の100分の1に相当する単位数を所定単位数から減算する。

参考:厚生労働省告示第523号

留意事項(障害者向けサービス

(13)業務継続計画の策定等の取組が適切に行われていない場合の所定単位数の算定について

  1. 対象となる障害福祉サービス
    全てのサービス
  2. 算定される単位数

    1. 療養介護、生活介護、施設入所支援、自立訓練(機能訓練)、自立訓練(生活訓練)(宿泊型自立訓練を含む。)、就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援、共同生活援助(ただし、生活介護、自立訓練(機能訓練)、自立訓練(生活訓練)(宿泊型自立訓練を除く。)、就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援については、指定障害者支援施設が行うものに限る。)については、所定単位数の 100 分の3に相当する単位数を所定単位数から減算する。

      なお、当該所定単位数は、各種加算(障害福祉サービス費等の報酬算定構造表において当該減算より左に規定されている加算を除く。)がなされる前の単位数とし、当該各種加算を含めた単位数の合計数に対して 100 分の3となるものではないことに留意すること。ただし、複数の減算事由に該当する場合にあっては、当該所定単位数に各種減算をした上で得た単位数(減算後基本報酬所定単位数)に対する 100 分の3に相当する単位数を減算後基本報酬所定単位数から減算する点に留意すること。

    2. 居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、生活介護、自立生活援助、短期入所、重度障害者等包括支援、自立訓練(機能訓練)、自立訓練(生活訓練) (宿泊型自立訓練を除く。)、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労定着支援、計画相談支援、地域移行支援、地域定着支援(ただし、生活介護、自立訓練(機能訓練)、自立訓練(生活訓練)、就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援については、指定障害者支援施設が行うものを除く。)については、所定単位数の 100 分の1に相当する単位数を所定単位数から減算する。

      なお、当該所定単位数は、各種加算(障害福祉サービス費等の報酬算定構造表において当該減算より左に規定されている加算を除く。)がなされる前の単位数とし、当該各種加算を含めた単位数の合計数に対して 100 分の 1 となるものではないことに留意すること。

      ただし、複数の減算事由に該当する場合にあっては、当該所定単位数に各種減算をした上で得た単位数(減算後基本報酬所定単位数)に対する 100 分の1に相当する単位数を減算後基本報酬所定単位数から減算する点に留意すること。

  3. 当該減算については、指定障害福祉サービス基準又は指定障害者支援施設基準の規定に基づき求められる業務継続計画の策定及び当該業務継続計画に従い必要な措置を講じていない事実が生じた場合に、その翌月から基準に満たない状況が解消されるに至った月まで、当該事業所の利用者全員について、所定単位数から減算することとする。

  4. 経過措置
    令和7年3月31日までの間、「感染症の予防及びまん延防止のための指針の整備」及び「非常災害に関する具体的計画」の策定を行っている場合には、当該減算を適用しない。

    ただし、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、重度障害者等包括支援、自立生活援助、就労定着支援、計画相談支援、地域移行支援、地域定着支援については、「非常災害に関する具体的計画」の策定が求められていないことを踏まえ、令和7年3月31日までの間、当該減算を適用しない。

参考:障発第1031001号

留意事項(障害児向けサービス

(12) 業務継続計画の策定等の取組が適切に行われていない場合の所定単位数の算定について(業務継続計画未策定減算)

  • 対象となる支援
    児童発達支援放課後等デイサービス居宅訪問型児童発達支援保育所等訪問支援障害児入所施設障害児相談支援、共生型障害児通所支援、基準該当通所支援

  • 算定される単位数
    1. 障害児入所支援については、所定単位数の 100 分の3に相当する単位数を所定単位数から減算する。
    2. 児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援、障害児相談支援、共生型障害児通所支援、基準該当通所支援については、所定単位数の 100分の1に相当する単位数を所定単位数から減算する。

  • 当該減算については、指定通所基準等の規定に基づき求められる業務継続計画の策定及び当該業務継続計画に従い必要な措置を講じていない事実が生じた場合に、その翌月から基準に満たない状況が解消されるに至った月まで、当該事業所の利用者全員について、所定単位数から減算することとする。

  • 経過措置
    令和7年3月31日までの間、「感染症の予防及びまん延防止のための指針の整備」及び「非常災害に関する具体的計画」の策定を行っている場合には、当該減算を適用しない。
    ただし、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援及び障害児相談支援については、「非常災害に関する具体的計画」の策定が求められていないことを踏まえ、令和7年3月 31 日までの間、当該減算を適用しない。

Q&A

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まとめ

「業務継続計画未策定減算」は、事業所の計画策定状況によって報酬が減算される制度です。

事業所としては、利用者の安心を守るとともに、運営の安定を図るためにも、業務継続計画の策定を迅速に進めることが求められます。定期的な見直しと訓練を行い、緊急時に備えることで、信頼されるサービス提供を実現しましょう。

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